一昔前までは結納はしないという選択肢を選ぶカップルが多くいました。
これは、結納の準備の煩わしさ、結婚式をするから結納はいらないだろうという考えが広まったこと、時間もお金も余裕がないということで省く人が多かったためです。
しかし、最近は古くからのならわしや風習を重んじる人が増えていたり。行事は大切にしたいと考えたりする人が多くなったため結納をするという人も多くなっています。
しかし、いざ結納をするとなるとその準備の大変さに驚く人も多いです。
正式な結納をするとなると仲人を立てなければならないですし、結納品や結納金、記念品といった準備物も用意しなければなりません。
そこで、最近では正式な結納とは別に略式結納というものも行われるようになりました。
略式という名前の通り、正式な結納の略式版です。
結納をするよりも手間も時間もお金もかけずに済むために、この略式結納を選ぶ人も多いです。
同じように結納よりもフランクなものをということで、両家の食事会で済ませるという人もいます。
結婚式よりも前に、新郎新婦とその両親とで集まって食事をして顔合わせをしておくことで仲を深めておこうというものです。
両家が顔を合わせておくことは、とても大切なことですから、結納抜きにシンプルな食事会のみ行っておこうという人も多くいます。
略式結納というのは正式な結納に比べて簡略化されたものです。
簡略化する内容は両家の考え方によって異なり、両家の話し合いや新郎新婦の意向によって決まります。
こちらのサイトもご参考ください。
>>ぐるなびウエディングHOWTO
仲人を立てない以外にも、結納品の数を減らしたり、結納金のみにしたり、逆に結納金をなくしたり、両家の親睦会ということで食事会のみにするというケースもあります。
最近ではブライダルサロンや結婚式場、ホテル、料亭といったところで略式結納プランが設けられており、一通りの準備をしてもらうことができるところもあるので便利です。
略式結納を行う時には、正式な結納とは異なるのでどこを簡略化するか、どのように進めるか、準備物は何が必要かといったことをきちんと確認しておくことがとても重要となります。
後から両親にもう少し変えるべきではないかと言われたり、自分たちも思っていたものと違うと感じてしまってはせっかくの結納が残念な思い出になってしまうためです。
仲人を立てるのか、結納はどこで行うのか、結納品の数と内容、結納の後の食事会とその費用分担、ということは特にもめやすい内容なので必ず確認しておきましょう。
最近は結納品や結納金を省略して婚約指輪のみを贈るということも多いです。
自分たちに結婚式や結納へのこだわりがあるように両親にもこだわりがあることもあります。
必ず勝手に進めるのではなく希望を聞いた上で進めるようにしましょう。